もうみなさんは「リーキーガット」という言葉はどこかで聞かれたことがあるでしょうか?
この言葉を私が最初に米国から日本に輸入したのが『原始人食で病気は治る』を書いた数年前でしたので、もう8年程になります。
リーキーガットは、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、関節リウマチなどの自己免疫疾患だけでなく、糖尿病、アルツハイマー病やガンなどの慢性疾患も引き起こします。
当時はなぜ、このような重要な病気の原因が見過ごされているのか分からず、愕然としました。
その後、この言葉だけが人口に膾炙したのですが。。。。。
リーキーガットの本当の意味(生体にもたらす影響)は、『慢性病は現代食から(続・新免疫革命)』まで待たなければなりませんでした。
それでもまだ書き足りないので、もう一冊はこのテーマで書いていきたいと思っています(^_-)-☆。
さて、私が最初に日本に輸入した当時から警告していたものに、小麦などの穀物のタンパク質があります。
「グルテン」いうタンパク質ですが、これがリーキーガットを引き起こすのでした。
欧米人はパンを白米の代わりに食べます。
そのため、欧米を中心に「グルテンフリー」という食品表示が流行しました。
その流れは、いつものごとく周回遅れで日本にもやってきています。
「グルテンフリー」表示であれば、安心して食べれる・・・・
本当でしょうか?
今回、この「グルテンフリー (gluten-free, GF) 」表示の食品を調べた研究が報告されています(The American Journal of Gastroenterology. Publish Ahead of Print:, MAR 2019)。
その結果は驚くべきものでした・・・・
なんと調査した表示食品の32%はグルテンを含んでいたのです!
最もグルテンフリー表示にも関わらず、グルテンを含んでいたものは、グルテンフリーピザとパスタ。
それぞれ53.2% 、50.8% の過半数にグルテンが含まれていました( ;∀;)。
単独の毒性物質は少量であれば問題ないとする添加物推奨派やホルミシス信奉者は、毒物間の相互作用や長期的影響を無視しています。
長期的影響とは、その代で目に見える影響は出ない場合でも、その子々孫々に重大な影響が出ることも含まれます(プーファ、放射線やエストロゲンなど)。
食品表示(多国籍企業のためにある)には本当に気を付けなければならないと改めて思いますね(^_-)-☆。