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『もっと甘いフルーツはいかが?』

 

フルーツは甘くないと美味しくないと思いませんか?

スーパーで買うときに、あまり熟れていないものを買うと酸っぱい味がしますので、熟すまで待たないと甘くなりませんよね(^_-)-

逆に陳列で熟れているものは、早く食べないと腐ります。

特にイチゴなどの非クリマクテリック果実( non-climacteric fruit)とよばれるフルーツは、収穫後早く熟れるので、出荷から時間が勝負になってきます。

クリマクテリック果実( climacteric fruit)とは、果実の成熟の際に成熟過程において植物ホルモンの一種であるエチレンの濃度が通常の1,000倍以上も劇的に増加する(クリマクテリック・ライズ)という現象が見られる果物のことです。

貯蔵中に減少した糖分の代わりに有機酸をエネルギー代謝の燃料として使います。

リンゴ、モモ、アボカド、パパイヤ、ナシ、バナナ、アンズ、メロン、マンゴー、トマトなどが該当します。

さて、フルーツが熟すというのは、フルーツが柔らかくなり、糖分が増加して、逆に有機酸が減る現象のことを言います。

この熟成のタイミングを消費者の口に合わせるために、あの遺伝子編集(Genome Editing)技術が使用されています(Front Plant Sci. 2018; 9: 1415)。

この技術によって、イチゴのような腐りやすいものは腐らないように、つまり消費期限を長くすることができます。ちょうど消費者に届く頃に一番甘くできるように操作できると豪語しています。

また逆になかなか熟さないものは、もっと甘くすることができます。

GMOの特許ジャイアントであるモンサントは、いまやドイツの親戚企業であるバイエルの影に隠れています。

従来のGMOでは発がん性が認められるランドアップの訴訟問題が大きくなるにつれて、モンサントの目下の資本の集中(資金の投下)は、この「遺伝子編集(Genome Editing)」へとシフトとしているのです。

そのモンサントの元副社長が立ち上げたバイオテクノロジーのパーワイズ(Pairwise)社(これもモンサントの隠れ蓑(^_-)-)は、「スーパースイート イチゴ(super-sweet strawberries)」ができたとプレスリリースしています。

さらには遺伝子編集技術で、ファイトケミカルをより多く含む作物やよりたくさん収穫できる品種を作ることにも取り組んでいます。

アメリカ農務省(USDA)は、もちろんモンサントの味方ですから、このような新たな遺伝子編集作物に対して何の安全性を保障する臨床実験等を課していません。

つまり、フリーで市場に出るということです。

昨日お伝えした遺伝子編集オイルと同じですね(^^♪。

遺伝子編集技術については、過去の記事にも全体の遺伝子に変化を与えるため大変危険であることをお伝えしました。

ヨーロッパは今のところ、遺伝子編集作物を禁止しています。

しかし、日本ではもうすぐ”超”甘いフルーツがスーパーの陳列に並ぶ日もそう遠くないでしょう。

しかもこれらがGMOのラベル表示に該当しないということで、オーガニックなどとして売られるか可能性さえ否定できません・・・・・

それでもみなさんは、超甘いフルーツをお選びになるでしょうか?

私は熟するまで待ちます(^_-)-☆。

 

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