私はまだ糖の代謝が回っていないときは汗をかくと、一般にスポーツドリンクといわれるミネラル入りのボトルをよく飲んでいました。
しかし、このスポーツドリンクを飲んだ後は、いつも胸焼けというか気分が悪くなるのです。
このスポーツドリンクと同じものが医療の現場でも使われていることはご存知だったでしょうか?
特に小児の脱水のときに水分補給という名目で使用されています・・・・
さて、スポーツドリンクと同じ清涼飲料水(アルコールが入っていないのでソフトドリンクと総称される)を夏(高温下)の運動時および運動後の水分補給として使用すると・・・・・
なんと腎臓にダメージが与えられることが分かりました(Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2019 Mar 1;316(3):R189-R198)。
実験では、急性腎臓障害のときに出る尿中の指標(NGAL:neutrophil gelatinase-associated lipocalin)が上がっています。
さらに私の目を引いたのが・・・・・
脱水の水分補給としてソフトドリンクを飲んだにも関わらず、脱水のときに上がるストレスホルモン(バゾプレッシン=オキシトシン)が上昇していたのです。
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清涼飲料水を飲むと私たちの体が「より脱水状態になった」と判断しているということです(^_-)-☆。
喉の渇きで清涼飲料水を飲んでいるのに、脱水が進む・・・・・(-_-;)
いったい、どういうことなのでしょうか?
この研究では、ソフトドリンクに含まれるブドウ糖果糖液糖(HFCS)とカフェインに問題があるのではないかと推測しています。
ブドウ糖果糖液糖(HFCS)はGMコーンから作られる人工甘味料で、以前から肥満、高脂血症などのメタボや行動異常(躁うつ病など)が引き起こされることが動物実験等で報告されています(Br J Pharmacol. 2018 Dec;175(24):4450-4463 )(Pharmacol Biochem Behav. 2010 Nov; 97(1): 101–106)。
またグルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)との比較試験でも、ブドウ糖果糖液糖(HFCS)は最も高脂血症や脂肪肝(NASH)を引き起こすことがも分かっています(J Nutr Biochem. 2017 Jan;39:32-39)。
つまり、ブドウ糖果糖液糖(HFCS)はブドウ糖や果糖単独とは違う、それ自体独自の作用(メタボなど)を持っている人工甘味料なのです。
私たちの体がブドウ糖や果糖という通常の糖質(エネルギー代謝の原材料)とは違う”もの”と判断しているということですね(^_-)-☆。
これにカフェインが入ってる場合は・・・・・
カフェインはいつもお伝えしているように、糖のエネルギー代謝を高める物質です(したがって、”悪者”に仕立てあげられています(^_-)-☆)。
しかし、糖質がないとカフェインで高まった糖のエネルギー代謝の原材料になる糖をゲットしなければなりません。糖が体内にないので、私たちの体の糖のストック、脂肪やタンパク質が分解されていくということになります。
ブドウ糖果糖液糖(HFCS)は、生体内で通常の”糖質”とは認識されないため、カフェインとのコンビでは、体内の貯蔵グリコーゲン(糖の貯蔵体)、脂肪やタンパク質を分解して糖を作らないといけない状態(ストレス状態)に陥るのです。
とくにグリコーゲンは水分を貯留していますので、体内のグリコーゲンが分解されると水を失うことになります(発汗や糞尿として排出)。
これが脱水と同じストレスを私たちに与えているということです(体が”脱水”と判断している)。
私がなぜスポーツドリンクを飲むと気分が悪くなるのかというと、それはブドウ糖果糖液糖(HFCS)が入っているからです(^_-)-☆。
なぜなら、他のブドウ糖果糖液糖(HFCS)入りのソフトドリンクでも同じく気分が悪くなるからです。
昔はコカ・コーラも砂糖を使っていましたが、今ではブドウ糖果糖液糖(HFCS)かアスパルテームなどの毒性人工甘味料を使用しています。
これはすべてGMで供給されるので、砂糖や果糖よりも安価なのです(なぜGMが安いのかは今までもお伝えしてきました(#^.^#))。
脱水のときには、ブドウ糖果糖液糖(HFCS)などのGM人工甘味料ではなく、しっかりと本物の糖とミネラルが入ったものを飲まなければなりません。
やはり、ご自分でマイドリンクを作るのが一番ですよね(#^.^#)。
ちなみに以前にもご紹介しましたが、私のマイドリンクは、黒糖+ハチミツ+重曹+岩塩入りの水です(^_-)-☆。