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『フードファシズム:「栄養素」という還元主義!』

 

みなさん、HFSSという単語をご存知でしょうか?

high fat, sugar, and saltの略で、「高脂肪、砂糖、塩」という意味です。

ロンドン市長が先日、ロンドンで急増するメタボに対して「高脂肪、砂糖、塩」に抵触する食品の宣伝を公的交通機関で出すことを禁止する条例を出しました。

脂肪、砂糖、塩分のたくさん入った食品は「ジャンクフード」として認定し、宣伝を禁止する条例です。

この条例に従うと・・・・・

なんとバター、放し飼いの卵なども「ジャンクフード」に入るということで宣伝広告から除外されるようです・・・・・・(‘◇’)ゞ

(写真は元のものからバターと卵を外している)

ココナッツオイルやハチミツ、黒糖、フルーツの甘いものなども”ジャンクフード”になりますね(^_-)-☆。

その一方で・・・・

マクドナルドのハッピーミールはHFSS(高脂肪、砂糖、塩)」に入らないため、”ジャンクフード“ではないそうです( ^^) _U~~。

人工甘味料や低脂肪の揚げ物(プーファまみれ)も、この規制ではジャンクフード”にはなりません。

OMG!

そもそも高脂肪を除いては、砂糖と塩の量が多いと肥満や心臓血管疾患などのメタボになるという確固たるエビデンスはありません。

むしろ糖尿病などのメタボやガンの特徴は、砂糖と塩が少ない(細胞内で利用できない)ことが原因になっているのです。

このように栄養を栄養素に分解して数値(量)だけ見ると、誤った前提からとんでもない結論を導くことになります(現代栄養学の陥穽)。

細かいカロリー計算も同じ過ちを犯しています。

食品は栄養素の量やカロリーが重要なのではなく、その”質”が大切なのです。

フードファシズムも「要素還元主義(物事を細かく分解して本質からより遠ざかること)」からですね(^^♪。

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