トリクロサン(triclosan)という消毒薬をご存知でしょうか?
歯磨き粉、子供のオモチャ、衣服、化粧品やみなさんが携帯しているクレジットカードまでトリクロサンが添加されています。
米国人の調査では、75%の人の尿にトリクロサンが検出されるといいます。属国の日本も同じく過半数の日本人に検出されるでしょう。
その目的はバクテリアの増殖を抑えるためだったのですが・・・・
最新の研究で、トリクロサンによってむしろ抗生剤耐性のバクテリアが増殖することが分かりました(Antimicrobial Agents and Chemotherapy, Published online February 19, 2019.)。
大腸菌やMRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌)は、トリクロサン処置によって、1万倍も抗生物質耐性になったといいます。
マウスにトリクロサンと抗生物質を投与した実験では、100倍バクテリアが増殖した結果に終わりました。
バクテリア増殖を抑える消毒薬が逆にバクテリアを増殖させる作用をしていたというのは、何とも皮肉な話ですが・・・・
バクテリアを破壊する作用があるものを投与すれば、消毒できるあるいは感染症を治すことができると考えるのは、あまりにも平面的な浅い思考です。
人間の二次元の乏しいイマジネーションでは、これが限界でしょう。
最低でも物事を三次元で考えないと、因果が巡る(現世でうまく生き通せたとしても、必ず来世で処罰される=これが唯一の破壊的人間への歯止めである)という発想すら沸きません。
バクテリア、ウイルス、寄生虫、ガンを殺傷すれば良いと考える”二次元思考”は、最終的には最初よりも状況を悪化させることをお伝えしてきました。
高血糖、高血圧、高脂血症というような病名をわざわざつけて、血糖・血圧・コレステロールを下げるという考え方もまったく同じ二次元思考です。
実はこの二次元思考は、医学に限ったものではありません。
常に私たちの生きている社会もこの二次元思考で操られています。
この二次元思考を別名「ヘーゲルの弁証法」ともいいます。
簡単に説明すると、悪をしたてあげて(偽旗作戦)、一方で善をしたてあげて、善悪を競わせる(いずれが勝利してもそれを上から操っているものが利を得るようになっている)。
トランプとヒラリー
悪玉菌と善玉菌、
悪玉ばい菌と抗生物質
悪玉コレステロールと高脂血症薬
悪玉高血糖と糖尿病薬・・・・・・・・・・etc.
全部同じ「二次元思考」の”罠(ワナ)”です(^_-)-☆。
二次元思考は、私たちを真理から遠ざける最も歴史的に頻用されている手法なのです。
その二次元思考で果たして誰が利を得るのでしょうか?(^_-)-☆。
これを常に医学・健康の分野でも頭の片隅に入れておくとよいと思います。
この私の持論(というか真理を伝えているだけ)が私が生きている間は無視されても、人類が覚醒した近い将来には常識となるでしょう。