「がんは糖中毒である」という現代医学の仮説は、将来大きな汚点になるということを拙著『がんは安心させてあげなさい』やガン安心療法DVDに詳しくお伝えしてきました。
今回、肺がん細胞を使った実験で、糖を制限すると、グルタミンというアミノ酸をエネルギー源として使って増殖することが分かりました(Nat Commun. 2019 Jan 9;10(1):91)。
皮膚悪性黒色腫(悪性メラノーマ)は、糖質制限すると、グルタミンを利用して悪性化することがすでに2015年に報告されています。
そうすると、グルタミンを含む食事を制限するとがんの増殖をブロックしてくれるのでしょうか?
がんの人では、体内にストレスホルモンが上昇しています。
そのストレスホルモンの代表がコルチゾール。
一般にアトピー性皮膚炎、喘息や関節リウマチ、SLE、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患で使用される「ステロイド」と言われているものと同じものです。
このコルチゾールの主作用は、筋肉・脂肪を溶かすこと。
つまり、がんの人では体の筋肉・脂肪が大量に溶け出しているのです。
筋肉が溶かされると、タンパク質からアミノ酸が血液中に放出されます。
そうです。
この筋肉から溶け出したアミノ酸にグルタミンがあるのです。
したがって、食事からグルタミンを制限しても、がんは筋肉から供給されるグルタミンを使用できるのです。
がん細胞は、さらに体の脂肪が溶かされて血液中に放出された脂肪をエネルギー源として使用します(がんは脂肪中毒(^_-)-☆)。
糖質制限は生命体の最大のストレスであり、がん細胞にとっては増殖のサインになります。
しかも糖質制限では、正常細胞までもがん化していきます。
ちなみにラジオトーク(ウエルネスラジオ)で陽子先生ともお伝えしますが、カンジダも糖質制限をすると、菌糸を伸ばして組織に浸潤し、増殖していきます。
常在するおとなしいカンジダが組織障害を起こすようになるのです。
これはがんが糖質制限で悪性化するのとまったく同じですね(^_-)-☆。
さあ、メインストリームの医学は、いつこの事実を認めるのでしょうか(^_-)-☆。