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『揚げ物を食べると死亡率が高まる!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

現代食の寵児ともいえる”フライもの”。

子供も小さい頃から与えていると好きになります。

とくに疲れているときは、妙に揚げ物を食べたいというひとがいます。

これは、油が一番カロリーが高いので、体がそれを欲しているのかも知れません。

ただし・・・・

若い頃は因果関係に気づきませんでしたが、今では揚げ物を食べると、必ずそのあとに気分が悪くなります・・・・・・・

この気分が悪くなる原因は、揚げ物に使う油(それとフィッシュオイル)にあります。

現代の揚げ物は、すべて植物油脂を使用しています。

植物油脂の害悪を知っている研究者たちが、揚げ物の摂取と死亡率の関係を調べた最新の疫学的調査が発表されました(BMJ, 2019; k5420

1日に12回以上揚げ物を食べる人は、まったく揚げ物を食べない人より心臓血管疾患による死亡リスクが8%高いという結果でした。

興味深かったのは、フライドチキンとフライドフィッシュの摂取を分けて死亡リスクも調べている点でした。

フライドチキンを1日に12回以上摂取している人は、そうでない人より、総死亡リスクは13%、そして心臓血管疾患による死亡リスクが12%高い結果でした。

一方のフライドフィッシュを1日に12回以上摂取している人は、そうでない人より、総死亡リスクは7%、そして心臓血管疾患による死亡リスクが13%高い結果でした。

これを見ると、フライドチキンもフライドフィッシュも死亡リスクの上昇は同じ程度に見えますね。

イワシやアジのフライのように、フライドフィッシュに寒冷魚を使う場合は、さらに死亡リスクは高まるでしょう(この場合は、最も酸化しやすいフィッシュオイルが含まれている)。

今回の研究は、あくまでも疫学的調査なので、因果関係を示した研究ではありません。

いずれにせよ、「揚げ物は体に悪い」ということは、疫学的調査でも推測できるということは言えるでしょう(^_-)-☆。

ちなみに揚げ物の油をココナッツオイル(特に人工的に飽和させたもの)を使用すると、揚げ物の弊害はなくなります(^_-)-☆。

私もココナッツオイルでの揚げ物を最近食べましたが、気分が悪くなることはありませんでした。

しかし、オーヴンでローストした方が風味も優っていると思います(^_-)-☆。

 

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