日本でも沖縄は寿命、健康寿命ともに優れていることが世界で知られています。
100歳を超える長寿が、日本の他の地方より40%も多いのです。
米国と比較すると、人口あたり3倍もの数にのぼります。
さらに沖縄の人は97歳までなんと2/3が自立して生活しています。
すごいですね・・・・・
私の祖母(九州出身)もそういえば、80歳を超えても屋根に上って、瓦を変えていたことを思い出しました。
沖縄の高齢者は、アルツハイマーなどの認知症、心臓血管疾患、がんなどの慢性病も少ないのです。
この沖縄のミラクルはどこからくるのでしょうか?
沖縄の長寿は、低タンパク質/高炭水化物の食習慣がその大きな原因ではないかという記事がBBCに載せられていました(http://www.bbc.com/future/story/20190116-a-high-carb-diet-may-explain-why-okinawans-live-so-long)。
低タンパク質/高炭水化物は、カロリー制限よりも健康に効果があることを以前お伝えいたしました。
最新の研究でも、脳の加齢に対する改善効果は、低タンパク質/高炭水化物は、カロリー制限(20%制限)と変わらないことが報告されています(Cell Rep. 2018 Nov 20; 25(8): 2234–2243.e6)。
沖縄の人の炭水化物源で注目されているのは、サツマイモ。
カロリーの主体をサツマイモで摂取しています。
ここが原始人食アップデート版のポイントでもあります。
炭水化物は、単糖類(二糖類)とサツマイモなどのイモ類。
穀物ではありません。
気になる低タンパク質/高炭水化物の割合。
タンパク質:炭水化物=1:10 くらいだそうです(^_-)-☆。
これは「糖総集編」講義(DVD)でもお伝えした南米のチマネ族と同じですね。
チマネ族も心臓血管疾患が少ないことが以前から注目されていました。
チマネもヤム(イモ類)やフルーツからカロリーの大半を摂取しています。
糖質制限がいかにヤバイかを沖縄の人が証明してくれていますね。
沖縄のミラクルは、温暖な気候も関係していると思いますが、沖縄ダイエットが大きな要因になっているのは間違いないでしょう(^_-)-☆。