塩気の多いものを食べると喉が渇くといいますが、本当でしょうか?
一般健康常識だけでなく現代医学でさえ、塩分の摂取によって喉が渇くために水分を余分に摂取すると思い込んでいます(^○^)。
この増加した水分によって循環血液量が増える(かつ尿量も減る)ために高血圧になるという仮説です。
このような仮説が正しいのかを検証した貴重な臨床実験報告がなされていましたのでシェアいたします(J Clin Invest. 2017 May 1;127(5):1932-1943)。
1日の食事摂取に加えて、6,9,そして12gの3段階の塩分を摂取してもらいました。1日の食事の中にも塩分は含まれていますから、現代栄養学の基準でいうと、かなりの過剰な塩分量になります。
仮説通りなら、12gも余分に摂取するとかなり喉が渇き、余分に水分を摂取するために循環血液量も増加するはずです。
さて、この臨床実験結果はどうなったでしょうか?
なんと・・・・・
6,9,そして12gと塩分摂取量がアップするにつれ、喉の渇きが減少し、かつ尿量が増加していったという結果でした。
つまり、塩分の摂取量をアップすれば、循環血液量は減少していったということです。
これは「塩=飲水量アップ=高血圧」という図式ですっかり洗脳されている私たちにとって、真逆の結果ですよね(*^。^*)。
尿量が増加したのは、余剰の塩分は排出されたからです。
ですから、多少の塩分過剰でも血圧が高くなることはありません。
それよりも・・・・
塩分の不足によって、むしろ高血圧になるということを『ミネラルの真実』DVDでお伝えしています。
特に現在の日本当局の塩分推奨量では、高血圧になるのは間違いありません。
これが本当のサイエンスです。
興味深いのは、塩分を過剰しても喉がかわくことはありませんが、お腹が減るという点です。
これは塩を糖のエネルギ―代謝を高めるからです!(^^)!。