『細胞の形を壊すもの~流動性があるのは良いことか?』

みなさん、中学や高校の生物で細胞についての授業があったと思います。

 

 

 

 

私たちがもっている細胞のイメージはそのときに作られたものだと思います(#^.^#)。

 

 

 

 

細胞の表面には膜があって、これを細胞膜とよんでいます(実際には、細胞膜は存在しないということは今回は言及しません!(^^)!)。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この細胞をつつむ膜は流動性があるといわれてきました。

 

 

 

 

 

 

 

ちょうどハチミツのようなどろっとしたイメージですね。

 

 

 

 

 

 

何か流動性というのは良い響きに聞こえますよね。

 

 

 

 

 

しかし、流動性が過剰になるということは、構造が安定しないことにつながります。

 

 

 

 

 

 

最新の研究で、実際の細胞はこのような流動性はないことが明らかにされました(Cell. 2018 Dec 13;175(7):1769-1779.e1)。

 

 

 

 

 

 

細胞を摘まめば、一瞬にしてその影響が端から端まで伝わるという従来の実験モデルが、「細胞は流動性がある」という根拠になっていました。

 

 

 

 

 

しかし、今回の実験結果では、これは実態と合っていないことが分かりました。

 

 

 

 

 

 

細胞には細胞骨格とよばれるタンパク質があります。

 

 

この骨格タンパク質が細胞をしっかりと固定して流動性を抑えているのです。

 

 

 

 

 

あとはコレステロールがそれを補強しています。

 

 

 

 

 

このように細胞はハチミツのようにドロッとした不安定な構造ではなく、ジェル状の安定した構造(糖のエネルギ―代謝が回っている場合)になっています(ただし、細胞内の水はハチミツのような形状)。

 

 

 

 

 

プーファ(多価不飽和脂肪酸)は、そのしっかりした構造の細胞に過剰な流動性を与えます。

 

 

 

 

 

なぜなら、プーファは、細胞骨格のタンパク質にもダメージを与えて、細胞の形を壊すからです。

 

 

 

 

 

プーファ=細胞骨格を破壊=細胞を破壊

 

細胞破壊=過剰な流動性

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

 

このような研究をつなぎ合わせていくと、少しずつですが、人間の過剰な思考(ファンタジー)から離れて、「生命現象を観察して俯瞰する」というサイエンスの基本が復活しそうな予感がしています(^_-)-☆。

 

 

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