ベビーパウダーといえば、天花粉(てんかふ)やシッカロールを思い出します。
赤ちゃんのおむつを交換したあとに、あせも予防などでパタパタとおしりにつけていましたよね。
このベビーパウダーが米国では大問題になっています。
ベビーパウダーの原材料となる滑石(タルク)にあのアスベストが高濃度検出されたからです。
販売元はこれを数十年前から知っていましたが、FDA(米国の厚生省)に働きかけ、箝口令を敷いていました(『医療ビジネスの闇』で詳述したrevolving doorです(^○^))。
しかし、このようなベビーパウダーとガン、とくに肺ガンや卵巣がんとの関係が報告されるようになり、販売元は訴訟で多額の賠償金を支払っているようです。
アスベストと肺ガンの関係は日本でも問題になったためよく分かりますが、なぜ卵巣がん・・・・・
それはベビーパウダーを使用する部位に関係しています。
オムツを交換した陰部周辺に使用しますので、アスベストが膣から卵巣まで上がっていくのです(血液中に入ったアスベストが卵巣に届くことも考えられる)(Epidemiology. 2018 Jan;29(1):41-49)。
アスベストは『新・免疫革命』で詳述したように、炎症ゴミとしてゴミ処理のときに炎症を引き起こします。
卵巣で炎症が長期間に渡って起こる場合、糖のエネルギ―代謝が回っていないとガンになっていきます。
アスベストは肺からも吸収されますが、飲み込んだときには小腸からも吸収されます。
これが血流に乗って全身に分布すると、どこに炎症やガンが発生してもおかしくありません。
日本では、1987年にアスベストの混入が認められたため、アスベスト入りのタルクの使用は禁止されています。
現在もきちんと検査しているのでしょうか?・・・・
実家にベビーパウダーが置いてあったのを思い出します。
私の娘は鼻に刺激が強かったようで嫌がったために、ベビーパウダーは幸いにして使用しませんでした。自然の摂理ですね~!(^^)!。
嫌がるものを強制しないことは両親の務めといえそうです。
アセモは定期的にオムツを交換することやオムツを布にすることで防ぐことができます。
現代社会では数十年後に真実がようやく暴露されるというルールがあります(私が新薬はお勧めしない理由がこれです(^○^))。
日常品や日常的に食べるものについては、少し間をおいて考えてみましょう。