Book

『うつ病の特効薬は?』

うつ病の原因が脳内のセロトニン不足というとんでもない説が教科書に掲載されています。

あらゆるデータを統合すると、これとまったく逆の結論が出るということは、良心的な研究者なら常識になっていることでしょう(ただ、自己防衛本能が強いために声をあげないだけです。。。( ;∀;))。

製薬会社こそがそのことを最も熟知しています(^_-)-☆。

ただ、流石にそのシステムの末端にいる精神科医の中でも良心的な人々が本当のことを伝え始めています。

良心的な研究者が、うつ病の特効薬として白羽の矢を立てたのが、

「ミノサイクリン」。

これはテトラサイクリン系の「抗生物質」です。

今までの研究をまとめて解析したメタ解析によって、プラセボよりミノマイシンの投与がうつ病を改善することが明らかになりました(J Affect Disord. 2018 Feb;227:219-225)。

すでにミノマイシンが抗炎症作用を持っていることが分かっています。

私が以前一般病院に勤務していたころ、感染症に対してミノマイシンばかりを使用していたのですが、他の医師はそれを不思議に思っていました。

誰に説明しても理解が得られないので(以前は医師にも説明しましが、みなさんキョトンとした顔で流されてました・・・・)、そもそも説明しまさせんでしたが・・・・・

このテトラサイクリン系の抗生物質は、実はクワイノン(クイノン)なのです。

たまたま、副作用としてバクテリアにも効果があるだけで、本来はクワイノンなのです。

うつ病も還元病(脂肪の代謝で活性窒素・酸素が過剰発生する)の代表的疾患です。

還元病とは、あらゆる病気の最初のステップで、細胞が初期設定の酸性から還元状態(アルカリ)に変わる状態を意味します。

還元水、アルカリイオン水・・・・・

本当に世の中と生命の真実とは真逆です(^_-)-☆。

細胞内還元状態で起こる活性窒素・酸素が過剰発生は、病気の場(還元病)の最初のステップです(^_-)-☆。

その活性窒素・酸素が過剰発生を抑えるのがミノサイクリンのようなクワイノンなのです。

もっというと、クワイノンは細胞を病的なアルカリ状態から初期設定の酸性に戻してくれます。

うつ病が心身の炎症疾患(還元病、細胞内アルカリ状態)であることは数十年前から指摘されていました。

したがって、ミノサイクリン、つまりクワイノンがうつ病の特効薬であるのは当然のことなのです(#^.^#)。

関連記事

  1. 『記憶は全身に刻まれている〜リアルサイエンスシリーズ』

  2. 『塩を制限すると太るのは何故?』

  3. 『三種混合ワクチン(MMR)と自閉症』

  4. ガンの検査は受けた方がいいのか?

  5. 『胡椒(こしょう)のかけ過ぎに注意〜リアルサイエンスシリーズ』

  6. 『環境格差:本当のボトムアップとは何か』

  7. 『プーファはがんを増大させる!』

  8. 『“彼ら”が嘘をついていることを私たちは知らない〜俯瞰シリーズ』