昨夜、無事にシンガポールに到着しました(#^.^#)。
ハンガリーの地下鉄で降りるところを間違えて、ちょっとあせりましたが(ハンガリー語しか表記がない・・・汗)、通りがかりのハンガリー人の大男に声をかけられました。
英語が話せるか?と聞かれ、yesと答えると、空港までの最も安上がりな行き方を教えてくれました。
日本在住歴があるようで、ハンガリーはとても親日的です(#^.^#)。
おかげで無事に空港に到着できました。
それでは高血糖にまつわる神話の最終回です。
これで、専門家や医師の迷言にまどわさることはないでしょう。
(前回からの続き)
もし、プーファ・フリーであれば、肝臓では主に飽和脂肪酸(パルミチン酸)とコレステロールを結合させるか、あるいはフリーのコレステロールをステロイド合成が必要な末梢組織に送ります。これは酸化しないため、動脈硬化などの問題を引き起こすことはありません。
さて、プーファが血管にダメージを与えるというのは、どのような状態のときでしょうか?
プーファが遊離脂肪酸として血液中にたくさんある状態です。
このときには、前回お伝えしたようにプーファが炎症ゴミとして血管などの組織にダメージを与えます。
それと同時にプーファが血液中にたくさんあるときは、糖の細胞内利用がブロックされるため、高血糖になります(『続・免疫革命』DVD参照)。
これを「ランドル効果」といいました(『糖尿病は砂糖で治す』)。
これを外から眺めたときには、あたかも高血糖という結果が原因(血管へのダメージ)のように勘違いしてしまうのです。
つまり、
不況は、餓死者の増加と在庫過剰の両方を引き起こします。
それと同じく、
プーファは動脈硬化と高血糖の両方を引き起こすのです。
血管のダメージの原因は、高血糖と動脈硬化を同時に引き起こすプーファです。
糖尿病もプーファが原因であって、高血糖が原因ではありません。
高血糖というのはあくまでも糖尿病や動脈硬化(血管のダメージ)と同じ結果であって、原因ではありません。
また高血糖で引き起こされるとされる終末糖化産物(AGEs)が問題だという主張があります。これも、終末脂質過酸化物(ALEs)(=炎症ゴミ)の悪影響にはるかに及ばないことを再認識しましょう(『糖尿病は砂糖で治す』)。
そもそも、終末脂質過酸化物(ALEs)ができなければ(=血中にプーファが遊離している状態)、高血糖にもならないため、終末糖化産物(AGEs)も形成されないのです(基礎医学シリーズ『糖総集編』)。
高血糖が動脈硬化を起こすという同じ勘違いの代表が
「悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化を起こす」という主張です。
これもLDLコレステロールの増加と動脈硬化を同時に引き起こすものがあることに気づいていません。
その答えは私が今まで基礎医学等で繰り返しお伝えしてきたものです(^_-)-☆。
ちなみにLDLコレステロールは、糖に次いで必須の抗ストレス物質です。
悪玉というのは、これにプーファが結合して変性したコレステロールなのです。LDLコレステロールそのものが悪玉ではありません。
LDLコレステロールの増加と動脈硬化は相関関係(同じ原因があってたまたま同時に増えたり、減ったりする)であって、因果関係(原因ー結果)ではないのです。
血糖の増加(高血糖)と動脈硬化も相関関係(プーファという同じ原因があって同時に増える)であって、因果関係ではありません。
このことは専門家でもよく間違える(専門家ほど間違えるといった方が適切かも知れません)ので、鵜呑みになされないようにしてください。
迷路(ファンタジー)に入らないためには、基本(基礎医学、基礎のサイエンス)に常に立ち戻ることが、みなさまの力強い骨太の味方・指針となります(^_-)-☆。
さて、今日から本題のようなお話を動画撮影していきます。
この基本を今回は分かりやすく対談形式でもお伝えしてきますね(^_-)-☆。