みなさんは、プラセボ効果というのをご存知でしょうか?
砂糖玉でも信頼しているドクターから処方されると慢性疼痛、不眠、炎症、アレルギーまで抑えることができます。
もちろん、砂糖玉ですから、砂糖の治療効果(『糖尿病は砂糖で治す』)を差し引かなければなりません。
しかし、砂糖玉に含まれている砂糖は少量で、全身に長期間にわたって治療効果を及ぼすほどの量ではありません。
以前からのこのようなプラセボの心理的な治癒効果は、どのような薬を与えても約1/3に起こるとされてきました。
最新の研究で、このプラセボ効果が出やすい人の特徴が突き止められています(PLoS One. 2018; 13(4): e0195883)。
どのようなタイプの人かというと・・・・
「素直」な人一言に尽きます。
「素直」な人とは生理学的に言うとどのような人でしょうか?
それはなんと脳(とくに前頭前野)のドーパミンの量が多い人です。
ドーパミンは糖のエネルギー代謝が回っている証拠です。
つまり、糖のエネルギー代謝が回っている人ほど、プラセボ効果が大きい(同じ薬を与えられても治癒効果が高い!)のです(^^♪。
ただし、ドーパミンが過剰すぎると、ストレスに弱くなってきます。
なぜなら感受性が強いため、環境に左右されやすいからです。
素直さ(感受性の強さ)とストレス耐性の低さはコインの裏表かも知れません。
しかし、糖のエネルギー代謝が高ければ、ストレスに弱くても対処は可能ですので心配は必要ありません(#^^#)。
逆に無害な砂糖玉を与えても、患者サイドの否定的な思い込みで副作用がでる場合があります。これをノシーボ(nocebo)といいます。
この場合は、ドーパミンの反対のセロトニンが高い状態だと考えています。
セロトニンはプーファと同じく外部遮断物質ですから、環境から影響を受けにくいと言えますが、心理的にはマイナスの方向に誘導されます(猜疑心、否定)。
わたしは先日、ある方から「先生は素直だけど、なかなか受け入れない」と表現されました。
まだまだ自分の糖のエネルギー代謝が回っていない(セロトニン、プーファが邪魔をしている)と改めて思い知らされました(^^♪。
「第三の目が開く」というのは、やはり糖のエネルギー代謝がしっかり回って、ドーパミンが優位になっている状態なのです(^_-)-☆。