最近は産婦人科で妊婦の高血糖を糖尿病として扱うようです・・・・・(^_^;)。
糖尿病の女性が妊婦になったならまだ話は分かりますが、そうでない女性が妊娠しても血糖値は高くなります。
なぜでしょうか?
これは『続・免疫革命』に書いた内容ですが、ストレス時や感染した場合などと同じく血糖値が高くなります。
妊娠時の血糖が高くなるのと実は同じ仕組みになっています。
これは糖依存の脳、赤血球、性腺組織、活動する筋肉などに糖を振り分けるために、他の臓器が犠牲になるからです。
他の臓器の犠牲というは、いわゆる「インシュリン抵抗性」です。
他の臓器が、インシュリンがないと糖が利用できなくなるシステム(インシュリン抵抗性)を緊急時には使用するのです。
それでは妊婦さんの場合はどうなるのでしょう?
それは、もちろん胎児へ糖を振り分けるためです(^○^)。
胎児の脳の成長には大量の糖を必要とします。
人類の大脳は糖の大食い器官ですから、デンプン質を分解する酵素が人間に備わっている訳です(Am J Clin Nutr. 2018 Oct 1;108(4):737-748)。
妊娠時に血糖値を下げるとどうなるか・・・・・(『糖尿病は砂糖で治す』に詳述しています!(^^)!)