今日はトレーニング中に十分黒糖とミネラルを補給したにも関わらず、帰宅途中で血糖値が下がってきたと感じました。
すぐに黒糖を舐めると、本当にリラックスして眠りに入りそうでした。夢の世界へ入りかけましたから、やはり未知への世界への鍵は糖のエネルギ―代謝なんですね・・・・
糖や果糖の抗ストレス効果は抜群ですね(^○^)。
さて、みなさんは、急に血糖値があがることは悪いことだと思っていないでしょうか?
あるいはある食物のインシュリンの反応性が高いこともよくないことだと習いませんでしたか?
ある食品を食べたときの、血糖値が上がりやすさをグリセミック指数(glycemic index (GI))といいます。
そして、ある食品を食べたときの、インシュリン値が上がりやすさをグリセミック反応(glycemic response (GR) )といいます。
このグリセミック指数(GI)、グリセミック反応(GR)のいずれも高いことが糖尿病や心臓血管病の原因になるということが、今年の前半の研究論文でも発表されていました。
しかし・・・・
というか漸く(ようやく)といった方が適切かも知れません。
このグリセミック指数(GI)、グリセミック反応(GR)の値は、短期の影響(空腹感)や長期の影響(糖尿病、体重増加、心臓血管疾患)のいずれとも関係が薄いことが明らかにされました(Nutrients. 2018 Sep 22;10(10). pii: E1361)。
血糖値が低下するのは、私がいつもお伝えしている生命体の最大の危機&ストレスです。
それに対して、より速やかに血糖値をあげることが命を救うことになります(短期的にも長期的にも(^○^))。
つまりグリセミック指数(GI)が高いほど、消化がよくて血糖値を速やかに回復させてくれるということです。
そして、それに対して細胞内に速く糖を補給するために、インシュリンが出ます。このインシュリンの反応(膵臓からの分泌)が速やかなほど、細胞内に速く糖を補給することができるのです。
つまり、グリセミック反応(GR)が高いほど、細胞の糖のエネルギ―代謝を速やかに回復してくれるのです。
グリセミック指数(GI)が低い食品は、一般に消化が悪く、抗栄養素といわれる栄養の吸収をブロックする物質や毒性物質を含んでいます。
消化が悪いというのはダイレクトに糖尿病や癌などの慢性病につながります(『続・免疫革命』に詳述しています。出版までお待ちください(#^.^#))。
みなさんは、グリセミック指数(GI)、グリセミック反応(GR)に洗脳されていませんでしたでしょうか?
「木を見て森を観ず」で、瑣末な細かいところに誘導されて、本幹が見えなくなっているのです。
砂糖・果糖悪玉説はこのように幾重にも巧妙に仕立て上げられています。
生命、そしてサイエンスの基本から普通に考えることが大切です(普通に考えるというのは、糖のエネルギ―代謝が回らないとできませんが・・・・)。
そうすると、現世を席巻している偽サイエンス(pseudoscience)に洗脳されることはなくなるでしょう(^○^)。