最近は「BPAフリー」と表示したプラスチックボトルに人気があるそうです。
何か安全のような気がしますよね(^○^)。
それは20年前に、ある研究者がプラスチックの成分であるビスフェノールA(BPA)がプラスチックから自然に漏れ出して、マウスの卵子の染色体異常を引き起こしたことを発見したことがきっかけになっています。
ビスフェノールA(BPA)は、「内分泌かく乱物質」という言葉を作ってソフトランディングさせようとしましたが・・・・
そのような甘いものではありませんでした。
このBPAはエストロゲン様物質であることが分かり、発ガン、不妊(生殖異常)、糖尿病、肥満などのメタボ、関節リウマチ、SLE, 多発性硬化症、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患の原因になっていることが研究報告されてきました。
そこで多国籍企業はBPAの代替品を開発。
その一つがビスフェノールS(BPS)です。
今回、「BPAフリー」で使用されているビスフェノールSもBPAと同じ作用を持つことが報告されました(Current Biology, 2018)。
すでに基礎医学講座でこのことはお伝えしてきていますが、このBPA,BPSなどのエストロゲン様物質は、最低でも孫の世代まで悪影響を与えることが分かっています。
おばちゃんも、お母さんも、そして私も乳がんになったから、私の家系はがん家系・・・・・・・ではないのです。
それ以外にも基礎医学講座でお伝えした同じ作用を持つ物質は、ランドアップ、パラベン、フタレートあるいは難燃剤と呼ばれているものです。
難燃剤は、火事などのときに燃えないように添加されている化学物質です。
現在は発ガン性が明らかになり、使用禁止されているポリ塩化ビフェニル(PCB)は、難燃剤(かつ絶縁体)の代表で同じ発ガン物質のダイオキシンと構造は非常に良く似ています。
ポリフェノールはこれらが長く重合したような構造をしています(サプリで摂取するのは危険ですよー(^○^))。
現在は有機リン酸系などが使用されています。
難燃剤も並べてみると、農薬の歴史と似ていますね(作っている大元の会社が同じだから当たり前(^○^))。
このように後になって「発ガン性が明らかになった」といわれても取り返しがききません。
特に哺乳びん、缶詰、ストロー、おもちゃ類など赤ちゃんや幼児の身の回りは危険がいっぱいです。
食材を入れるタッパー類も見直してみることをお勧めします。
「BPAフリー」の表示があっても素材がプラスチックなら危険と認識して間違いないでしょう(^○^)。