・砂糖が体に悪い
・飽和脂肪酸が体に悪い
と対にして喧伝されている
・オメガ3が体によい・・・・
その根拠がいまだによく分かりません!(^^)!。
なぜなら、多価不飽和脂肪酸(プーファ)は酸化されやすい(魚は常温でも臭くなる(#^.^#))という基礎的なサイエンスの知識があれば、体内でどのような反応を起こすかは容易に想像がつくからです。
拙著ではプーファが体内で起こすことをある程度書いてきました。
だいたいオメガ3が体によいという研究は、
・研究デザインが悪い疫学的調査
・研究デザインが悪い短期間の細胞・動物実験
が基本になっています。
そこで、研究デザインが比較的しっかりしている過去に行われたオメガ3の25の臨床実験を詳細に調べた最新の解析結果が報告されました(Cochrane Database of Systematic Reviews 2018, Issue 7. Art. No.: CD003177.)。
その結果は・・・・
フィッシュオイル(EPA,DHA)の投与によって、心臓血管疾患だけでなく、すべての疾患による死亡率を低減させることはありませんでした。
これらの解析した実験では、最低1年フィッシュオイルを摂取した人たちへの影響を見ています。
数年単位の長期間フィッシュオイルを摂取した場合の影響ではありません。
長期間では必ず最も酸化しやすいオメガ3が蓄積されますから、甚大な影響を及ぼすはずです。
その前に魚油カプセルを腸から摂取するまでに、消化の過程で大量の過酸化脂質(アルデヒド)が発生します。
これで腸粘膜は死滅するばかりでなく、リーキーガットから内毒素が全身に回るという最悪のパターンになります。
オメガ3が血液をサラサラにするということはありません(逆に動脈硬化を促進します(#^.^#))。
唯一、オメガ3の親であるリノレイン酸(EPA,DHAより鎖が短い)は、オメガ6(植物油脂)過剰の場合にその作用を打ち消してくれる可能性があるのみです。
ただし、リノレイン酸も室温で容易に酸化されますので、冷蔵保存が原則です。
オメガ6(生体毒)の弊害をオメガ3(生体毒)で対消滅させるという対処療法の発想自体がかなり浅いとしか言いようがありません(涙)。
浅いというより、正確には「危険」です(^○^)。
このようにオメガ3神話についてのプーファの続編を何とか今年中には皆様にお届けできるようにしますね!(^^)!。