もしあなたが今お腹が空いていたら、次のどれに食指が動くでしょうか?
(1)キャンディー,黒砂糖などの糖質を多く含む食品
(2)ミートボールやチーズなどの脂質を多く含む食品
(3)クッキーやケーキなどの糖質と脂質の両方を多く含む食品
米国の健康人を対象に上記の3種類をオークションで競り落とせば、ゲットできるという条件で実験を行っています(Cell metabolism. 2018 Jul 03;28(1);33-44.e3)。
その結果は・・・
なんと(3)のクッキーやケーキに最も高額な値段がつけられたそうです(‘◇’)ゞ。
・・・・・・・
さらに・・・・・
脳画像検査の結果、脂質+糖質を多く含む食品の写真を見せられた際に、自分の好きな食べ物や、より甘い食品やより高カロリーな食品、量が多い食品の写真を見せられたときよりも、報酬系を司る脳領域の神経回路が活性化していたといいます。
この脳の報酬系の狂いによって、肥満、糖尿病、心臓血管疾患などのメタボになるとしています。
(3)のものは、『プーファ・フリーであなたはよみがえる』の序章に書きましたが、現代人が甘いものといったときに想像する食品です。
これらはほとんどが植物油脂(プーファ)で、砂糖の代わりに人工甘味料か果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)の組み合わせでできています。
現代加工食では、
・甘いもの=砂糖
ではないのですね(^_-)-☆。
私は原材料表示に人工甘味料や果糖ぶどう糖液糖ではなく、むしろ「砂糖」と書いてあると安心して買えます(^^♪。
とにかく人工甘味料や果糖ぶどう糖液糖が入っているドリンクや食品は胃に入ったあとに気分が悪くなります。。。。
この論文では貴重な以下の見解が載せられていました。
「現代人が食べるほとんどの食品は脂質と糖質の両方を多く含んでいる。こうした食品は母乳を除けば自然界には存在しない」
まさにその通り!
糖質(デンプン質でない)と脂質は、本来エネルギー代謝で拮抗するので、自然には存在しません。
やはり現代の
[プーファ+人工甘味料(or ブドウ糖果糖液糖)+小麦粉(デンプン質)」
を小さいころから食べている現代人は,脳の報酬系まで狂わされているのです(#^.^#)。
両親や祖父母が同じような現代加工食を摂取している場合にも、私たちに影響するくらいです(少なくとも孫の代まで遺伝子のスイッチを変化させる)。
これが【自分の体に聞け】ということがもはや現代人には通用しない死語になりつつあると私が警告している意味です(^^♪。
自然に私たち人類が頂いてた食べ物とはどのようなものであったのか。
本物の黒砂糖、ハチミツ、塩はどのような味がするのか。
まずはそれを知って、本物のものを食べてみることが自然の感覚を取り戻すための第一歩だと思います(^_-)-☆。