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『朝食前の運動は危険!』

屋久島の余韻を味わう暇もなく、基礎医学セミナーと執筆の準備に追われています。。。。。汗

 

今日は日中38℃まで上昇する予定ということですが、朝から庭の草むしりで頭がボゥ~としています(#^.^#)。

 

さて、今まで、ファステイング、糖質制限食(正確には過度のローカーボダイエット、アトキンズダイエットといいます。糖質制限というような呼び方は本国の英語ではありません)、高脂肪食(いわゆるケトン食)がなぜ危険かということを詳しくお伝えしてきました。

 

(これも次作の「リポリシス」本および「糖の真実」本になりますが、拙著で詳しくお伝えしておりますので、是非お読みくださればと思います。)

 

今回、これを日本で人体を使って追試した研究が公開されました(PloS one. 2017;12(7);e0180472)。

 

この研究は朝食前に健康とされる女性9名に運動させた場合とさせない場合に脂肪の酸化量が増えるかどうかを調べたものです。

 

通常は朝食前には低血糖になっています。この状態で運動をすれば、必ず体内に蓄積している脂肪が分解されて(リポリシスといいます)、それが燃料として使用されます(これを脂肪のベータ酸化といいます)。

 

生命体のエネルギーを産生するのに、脂肪の酸化というのは一時的なバックアップであってメインではありません。それは脂肪の酸化が非常に生命体にストレスをかけるからです(8月中旬、9月にリリースされるリポリシス本、糖の真実本に詳述しています)。

 

結果はどうなったのでしょうか?

 

やはり、基礎医学の教えるとおり、朝食前に運動した場合は、座位で過ごした場合と比べて24時間のエネルギーの総脂肪酸化量が増大することが示されました。

 

私も30代までは早朝に起きてすぐに山を走っていました(今考えてもかなりストイックでストレスフルな人生でした。。。。)。
これにオメガ3をせっせと摂取していたのですから、体を壊すのは当然の成り行きでした。これは私自身の人体実験ですが、私の臨床経験でも長時間の持久走や朝食前に運動している人は、そうでない人よりもかなり状態が悪い方が多いです。

 

 

 

現代人は蓄積している脂肪がプーファですから、余計脂肪を酸化させてはいけません。

 

こんなサイエンスの常識(あるいは正統な優れた知識・知恵)さえも、時代が退化するにつれて顧みられなくなるのは本当に残念です(エゴの塊の人間は除いて)。

 

“本当に優れたもの”をさげずむ傾向が「農耕革命」と「一神教の発明」によって私たちに植え付けられました。現代の多国籍企業や財団の横暴は、これを利用しているにすぎません。

 

 

まずはプーファ・フリーで心身を蘇らせていただき、私のお伝えしていること(サイエンスの基礎にしかすぎません)をじっくり見直して頂ければ幸いです。

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